京都に来て5年も経つのに、大市に行っていなかったなあと思い、東京からやってきた知人とともに訪れました。
すっぽんの丸鍋を頂くのは、20年ぶりでしょうか。つまりは、訪れるの2度目ということです。
こんなんだったかなあ、とお店のレイアウトに関する自分の記憶に自信なく、大衆食堂のような接客ぶりに淋しさを覚えつつ、20年の間に私の経験値もあがっているので、感激が薄れているのかもしれず。なんだかなあ。
外が明るいのは17時の席だから。19時と2回の入れ替え制。クリスマスイブの東京のレストランのよう。平日だったこともあり、17時席は男性客ばかりでした。
家に帰ってから効能を調べたところ、心臓と血管にもいいらしい。そうと知っていたら、もっと早く来たのにい。
この日の着物は、紬です。先月、浜作さんに着て行ったのは似た色ですが、色無地。紋を入れれば、格はあがり、お茶席にも着られます。
先月20日に開かれた杉本家住宅ブルーレイ完成披露シンポジウム(明日の京都主催)にも、この紬に刺繍帯を締めたところ、会場に来てくださっていたお姉さまたちのお褒めにあずかりました。前方の関係者席に座っていたのですが、この刺繍帯が気になって仕方なかったとのこと。京都で暮らすと、ときどきこういう会話が始まります。
カテゴリー: 秋尾沙戸子のきもの適齢期
「きものを着たい」と思った時が適齢期。形見が舞い込んだ時、海外暮らしを終えた時、日本人の心を確かめたくなった時――。ワシントンDCでの中年留学を機に始めて18年。祖母・母・娘と三代続く着道楽の血が騒ぎ、粋に着こなしたいと奮闘中。失敗例も含め、適齢期を迎えた方々のヒントになれば幸いです。
京都での10年を歳時記にまとめた『『京都で、きもの修行:55歳から女ひとり住んでみて』が世界文化社より出版。日々の着こなしの写真は、インスタグラムに掲載。
2018.03.02
2018年2月 ひいな、飾り直し 母の結城紬に白梅の帯
2018.02.28
2018年2月 梅文の帯で 浜作さんへ
2018.02.28
2018年2月 梅は咲いたか♪ 白梅文の帯で北野天満宮へ
2018.02.27
2018年2月 建勲神社へ 梅文の帯で
2018.02.26
2018年2月 マイコさん、舞妓さんに会う 梅文に空色のコートを纏って
2018.02.20
2018年2月 アポロにて
2018.02.18
2018年2月 お茶体験の会へ 貝紫で描かれた帯で
2018.02.18
2018年2月 おひなさまを神明舎に飾りました
2018.02.14
2018年2月 紀元節はヤタガラスの帯で
2018.02.11
建国記念日はヤタガラスの帯で上賀茂神社に参列。神武天皇東征の際に、賀茂建角身命(上賀茂神社のご祭神、賀茂別雷神の祖父)がヤタガラスに化けて先導したとの言い伝えを踏まえて。
その意味を理解している神職さん、伶人さんが帯に注目して、神事のあと、しばし話題に(写真右)。
昨年、寒色系の着物の上から締めたところ、喪服に見えてしまったので、今年は朱色の着物で。紋が間に合っていないので、夏の間に入れるつもり。おそらく縫い紋で。
この日、子供たちの剣道柔道、そして蹴鞠保存会により蹴鞠が奉納されました。私はこの後、金毛院、そして吉田家へ。
この日、おみくじを引くには理由があります。数年前、この日に琵琶湖畔で熊を食し、京都に戻ってから参拝。おみくじをひいたら凶が出たのです。熊=神説があり、深く反省しました。なぜって、上賀茂で凶が出たの、初めてだったから。
朝から神事に参列した今年、おみくじを引いてみると、大吉が出て、ほっとしている春隣。洛北らしく時雨てはいたのですが、さほど寒くはなく、春隣という表現がぴったりでした。