大原にある瑠璃光院も紅葉で有名です。初夏は青紅葉が美しいのは永観堂も同じですが、床のみならず、文机の反射が美しいのです。この日の装いは、母の立涌のお召しに龍文の帯。
カテゴリー: 秋尾沙戸子のきもの適齢期
「きものを着たい」と思った時が適齢期。形見が舞い込んだ時、海外暮らしを終えた時、日本人の心を確かめたくなった時――。ワシントンDCでの中年留学を機に始めて18年。祖母・母・娘と三代続く着道楽の血が騒ぎ、粋に着こなしたいと奮闘中。失敗例も含め、適齢期を迎えた方々のヒントになれば幸いです。
京都での10年を歳時記にまとめた『『京都で、きもの修行:55歳から女ひとり住んでみて』が世界文化社より出版。日々の着こなしの写真は、インスタグラムに掲載。
2017年6月 八咫烏の帯で高鴨神社参拝
賀茂神社、下鴨神社を通して八咫烏について知るようになると、訪ねたくなるのが、奈良にある高鴨神社です。
八咫烏の帯を締めて、参拝しましたが、あいにく工事中で、本殿に直接参拝できず。
2017年6月 額紫陽花の着物で、甘茶の花@建仁寺塔頭
先日呼ばれたお茶会で、飾られていた花は額紫陽花と信じ込んでお尋ねしたら、実は甘茶の花とのお答えでした。
4月8日、お釈迦様生誕の日にかける甘茶。その花を見られるのが、建仁寺塔頭の霊源院。特別公開された甘露庭では見事に咲き誇っていました。
額紫陽花と思っていたこの着物に描かれているのは、実は甘茶の花だったりしたら面白いなあと思いつつ、でも、帯留は母の形見であるオパールの紫陽花にしております。指輪と合わせられるのが楽しい組み合わせ。
帯は長刀鉾の綴れ。祇園街は建仁寺の敷地にあるのですから。
2017年6月 祇園祭を待ちわびて 額紫陽花の着物に長刀鉾の帯で
祇園祭まで2週間ほど。
豪華絢爛な山鉾は、けたたましく蝉の声が降りしきる中、ゆらりゆらーり、この広い広い御池通を巡行していくのです。
そんな姿を想像しながら、長刀鉾の帯を締めてみました。綴れなので6月しか結べません。着物は額紫陽花文。帯揚げを花と同じブルーにして。
2017年6月 永観堂の青もみじ
京都の紅葉といえば、永観堂。実は初夏の青もみじも美しいの、ご存知でしたか。
2017年6月 京都薪能@平安神宮へは般若の帯で
2017年5月 西本願寺飛雲閣のお茶席 龍文の帯で
工事に取り掛かる前の西本願寺飛雲閣。これまで足を踏み入れることが許されなかった飛雲閣の、それも茶室にてお茶がいただけるというので、馳せ参じました。実は浄土真宗の我家。先祖供養のため、本堂でのお詣りも忘れず。
5月25日夜、黙祷を捧げます
昭和20年5月25日、71年前の今日は、4度あった「山の手空襲」の最終日。渋谷・原宿・表参道を含む東京各地にB29から落とされた焼夷弾の数は、3月10日の2倍だったといわれています。
表参道交差点の「山陽堂書店」に逃げ込んだ人、青山墓地に向かった人は無事でした。けれども、安田銀行(現みずほ)を目指した人、明治神宮に向かった人は、犠牲になっています。その様子は『ワシントンハイツ:GHQが東京に刻んだ戦後』第1章に詳しいので、ぜひご高覧ください。
2017年5月 島津研究所へ
2017年5月 神泉苑でアヒルを発見
酉歳で鳥に敏感になっているものの、まさか神泉苑境内でアヒルを見るとは思いもかけず。






















