楽書会京都展。会場が広いので、臨書だけでなく、自由作品も展示されています。私は縦書きで形になる自作の俳句を書いています。
着物はこの日、初めて人前で着た母の紬。京都は寒くて、紬でないと耐えられません。ボリュームがあるので太って見えるのが難点ですが。朱の筋が入っているので、裾まわしも朱で仕立てられています。
筆の帯を、とも考えたのですが、花屋で見たシクラメンが脳裏に残り、ついこの帯に。この着物に合わせるのは初めてです。
カテゴリー: 秋尾沙戸子のきもの適齢期
「きものを着たい」と思った時が適齢期。形見が舞い込んだ時、海外暮らしを終えた時、日本人の心を確かめたくなった時――。ワシントンDCでの中年留学を機に始めて18年。祖母・母・娘と三代続く着道楽の血が騒ぎ、粋に着こなしたいと奮闘中。失敗例も含め、適齢期を迎えた方々のヒントになれば幸いです。
京都での10年を歳時記にまとめた『『京都で、きもの修行:55歳から女ひとり住んでみて』が世界文化社より出版。日々の着こなしの写真は、インスタグラムに掲載。
2012年10月 楽書会東京展
2012年10月 新潮ドキュメント賞パーティ

「いい色のお着物ね」と言ってくださったのは、新潮ドキュメント賞審査員の桜井よしこさん。「帯揚げは?」蜘蛛の巣で、襦袢も蜘蛛の巣文なんです。
10月5日はまだ暑く、着物は昨年と同じ母の若い頃の単衣ですが、辰年の今年は若冲の「雨龍図」の帯。誉田屋製です。ホテルオークラのロビーの照明がピンスポットなので、見にくいかもしれません。帯前は雷が描かれていますが、地味なので帯留は龍の翡翠を持ってきました。山梨の土屋さんで購入したものです。
小林秀雄賞審査員の橋本治さん。『ワシントンハイツ』には、橋本先生にご紹介いただいた証言者が二人登場しています。数年前のこのパーティがきっかけで、ご縁をいただいたのでした。
2012年09月 自著を語る@東京中日新聞
9月4日付東京/中日新聞夕刊に寄稿した「自著を語る」では、母の絽の江戸小紋に、朝顔の帯を締めています。こちらでご確認を→ http://www.tokyo-np.co.jp/article/book/jicho/list/CK2012090402000227.html
2012年9月
2012 年08月 著者インタビュー 2

毎日新聞8月26日の朝刊です。撮影現場は、日本工業倶楽部前。占領期にGHQに接収され、米軍が使用した建物のクラブで、ジミー・アラキは毎晩、演奏していました。
着物は宮古上布。正直、これが正解だったかどうか微妙です。モノクロ写真は、繊維の風合いを如実に出すものなのですね。麻より絹がよかったかも、と、この写真を見て思いました。
別紙で着たターコイスの変わり絽は3年前、毎日新聞のカラーページ「本の現場」ですでに着用していたので止めたのですが、たくさん持っているはずの絽のきもので柄のあるものは皆、白地なのです。唯一、ピンク地の向日葵文があり得ましたが、掲載が早くて8月末、万が一9月にずれ込めば、寒々しいと判断。
正直、紙面掲載の折には帯より上で切られると思っていたので、いつも同様、気楽に祖母のを締めていますが、ここまで入るなら、ムガの櫛織をデビューさせればよかったかも、などと考えたりもしています。モノクロだと櫛織の感じが面白く出たかもしれませんね。
2012 年08月 著者インタビュー 1
2012年7月 『スウィング・ジャパン』著者プロフィール

新刊 『スウィング・ジャパン』が7月18日に刊行されました。いまなら平積みされていますので、ぜひ手にとってくださいね。
著者プロフィール撮影に着用したのが、この着物。本のカバー袖に使われた写真は、作家らしく、もっとキリっとした表情です。これは宣伝用の写真。新潮社のカメラマンが撮ってくれました。
誉田屋山口源兵衛さんプロデュースの帯「雨あがり」。102歳で亡くなった名人95歳の時の渾身の作品です。お太鼓部分はアザミと蜘蛛の巣、それにドクダミです。蜘蛛の巣の水滴は銀糸で掬っているのですが、それを織りながらどの位置に入れていくかが名人芸。そのタイトルにふさわしく、帯締めと帯揚げを空色にしてみました(2007年には着物を空色にして着ています)。
着物は、晩年の母の江戸小紋の絽。身幅が大きいです。 c新潮社
2012年7月 花柄の夏お召し
2012年6月 シーサーの帯


サントリー美術館に行くのに、沖縄らしい装いといえば、やはりシーサーの帯しかありません。6月だからと、この組み合わせで家を出たのですが、それまでの用事が長引いて、開館時刻に間に合わす、アリバイ写真は諦めました。記録だけ残します。
着物は貝紫です。吉岡先生のお父様の帝王紫の帯とあわせて購入したものです(2009年10月参照)。顔うつりはいいのですが、仕立てが私のサイズではないので、身幅が大きいのが悩みです。
7月に入ったら、サントリー美術館には何を着ていけばいいのでしょう。ミンサーの帯を締められないし、困りましたね。着物だけ絽にしても、さすがに7月だと帯に透け感が欲しくなります。こんな日のために、シーサーの帯留があってもいいかもしれません。





