琵琶湖の畔にあるドイツレストラン。著名な教育のプロ2人とランチをご一緒しながら、日本の未来について語り合いました。潮風ではないので、べたべたせず心地いい風に癒されます。母のお召しに、ツバメの帯。日傘は、モスキーノの傘。ミラノで買いました。
カテゴリー: 秋尾沙戸子のきもの適齢期
「きものを着たい」と思った時が適齢期。形見が舞い込んだ時、海外暮らしを終えた時、日本人の心を確かめたくなった時――。ワシントンDCでの中年留学を機に始めて18年。祖母・母・娘と三代続く着道楽の血が騒ぎ、粋に着こなしたいと奮闘中。失敗例も含め、適齢期を迎えた方々のヒントになれば幸いです。
京都での10年を歳時記にまとめた『『京都で、きもの修行:55歳から女ひとり住んでみて』が世界文化社より出版。日々の着こなしの写真は、インスタグラムに掲載。
2017年5月 上御霊神社へ
御霊神社の例大祭です。今年は京都御所もめぐるということで、神輿が出発した後の境内は静かで、神々しいまでの光がさしていました。
上御霊さんは、イチハツの花でも有名。一見、アヤメに見えますね。氏子や崇敬会の方々が大切の育てていらっしゃいます。
私はといえば、アヤメ文の帯を締めたいがために、貝紫の着物を選んでいます。単衣なのですが、裾回しをつけて人形仕立てにします。
2017年5月 葵祭取材
葵祭当日。京都御所と下鴨神社ではカメラを持って走り、上賀茂神社では、招待枠のテント内の椅子に腰かけます。
よって、下賀茂神社・糺の森で右にいる外人記者たちのような黒づくめではなく、和服姿を通している私。いつもは、葵桂の紗袷に葵の帯。今年は葵桂の小紋をまといました。このいでたちのまま、新幹線に飛び乗って、東京で翌日の会議に出ました。
2017年5月 綾部の薔薇、グンゼ研究所へ
神社好きの友人と綾部八幡宮に参拝した後、グンゼ研究所へ。薔薇園があるというので、薔薇の刺繍帯を締めていきました。
薔薇祭初日。なのに、いえ、だからというべきか、薔薇はあんまり咲いておらず、アーチをくぐっても、淋しい写真になっております。
大昔、米軍基地でアンティークきものを売られていた福生のマイコさん。その後、お店に伺って購入した薔薇の帯です。『ワシントンハイツ』を書くはるか昔のこと。その米軍基地にいざなってくれた友人は、六本木の星条旗新聞へも案内してくれています。その話は『ワシントンハイツ』16章に生かしました。
着物は、三条通の一加さんのセールで。細かい市松文様です。
2017年5月 夜の迎賓館へ
2017年5月 賀茂くらべ馬 足沙式
5月5日の賀茂競馬が斎行される前、5月1日に行われる予選を、足沙式と言います。
パドックで市長と記念撮影。実際の競技では、お客さんに同行した舞妓さんと隣あわせました。
上賀茂神社神紋の葵は、この季節大活躍です。
2017年4月 藤文の中振袖で仙洞御所へ
藤文の中振袖で仙洞御所へ。事前申し込みの場合、花の咲き具合が読めないのが難しいところ。もう1週間経つと、たわわに花開いた藤が楽しめたのですが。
昨秋、天皇皇后両陛下が京都を訪れた折、滞在されたのが、この仙洞御所の中にある大宮御所でした。以前、FBで気絶するほどの美しさと評した友人がいましたが、そのコメントに異議なし。貴人のために用意された、すばらしい空間でございます。
赤い躑躅、名残の桜、咲き始めの藤、そして鏡のような池を背景にすると、前面と後ろの裾に描かれた船がおそろしいほどマッチするのが驚きでした。
離宮内では基本、団体行動なので、警備に人に怒られないよう、人の切れ目に撮影してもらうのが、これまた難儀で、スリリングでもあるのです。
撮影:中野貴広さん
2017年4月 夏柑糖を食す@京都御所の桜満開の下 八重桜文の帯で
御所の里桜がきれいだったーー。そんな声をあちこちで耳にしたので行ってみて、びっくり。おおぶりで重たそうな桜の満開の下で、昼寝する人、読書する人、いろいろで、自前の八重桜文の帯をカメラに納めるのさえ、難儀なほどでございました。重たいから姿が隠れて、昼寝しやすいのでしょうね。
私はといえば、老松さんの夏柑糖を大丸で購入して北上したのであります。柑橘系の色無地とのハーモニーを楽しみつつ。撮影はアイフォン7plusで。
2017年4月 葵文に桜色の帯で 鴨川の桜を愛でる
2017年4月 漢字三千年@京都市美術館
特別展の漢字三千年。最終日に駆け込みました。ツタヤのレストランは、代官山を思わせ、面白い展開になっています。テラスからは平安神宮が見えるし。小紋に蝶文の帯。テラスの様子などの写真は後ほど追加しますね。

































