
4月8日は花まつり。名古屋の仏教系幼稚園に通っていた私は、お釈迦さまに甘茶をかけて、おまつりしていました。
今年も、京都仏教会主催の、おしゃかさまをたたえる夕べにお招きいただきました。3年前は、講演者として壇上に上がった私です。
母の色無地風霞文の着物に、平家納経提婆品の帯。「おしゃかさまをたたえる夕べ」だから、法華経の帯を締めたのです。先日、祖母の十三回忌でデビューさせたもの。
平清盛は、法華経などを厳島神社に納経しています。第十二品の提婆達多品は、女人成仏をうたったもので、そこに描かれた絵を織り上げています。
南無妙法蓮華経と唱える私の手は、ブレスにしているラリマー。お数珠を忘れて、ごめんなさい。この写真を撮影してくれたのは、杉本歌子さん。画家だから、アングルが面白い。


カテゴリー: 秋尾沙戸子のきもの適齢期
「きものを着たい」と思った時が適齢期。形見が舞い込んだ時、海外暮らしを終えた時、日本人の心を確かめたくなった時――。ワシントンDCでの中年留学を機に始めて18年。祖母・母・娘と三代続く着道楽の血が騒ぎ、粋に着こなしたいと奮闘中。失敗例も含め、適齢期を迎えた方々のヒントになれば幸いです。
京都での10年を歳時記にまとめた『『京都で、きもの修行:55歳から女ひとり住んでみて』が世界文化社より出版。日々の着こなしの写真は、インスタグラムに掲載。
2017.04.08
2017年4月 尼僧の寺、法華寺へ 桜文の帯で
2017.04.07
2017年4月 京都御所の枝垂れ桜 葉っぱ文に紅枝垂れ色の帯で
2017.04.01
2017年3月 桜色を纏ってランチしましょ
2017.03.31
茶友の久美子さんが御所南「ステファン・パンテル」をアレンジしてくれて、一緒にランチを頂きました。京都の食材を使った、創意工夫あふれるフレンチの数々。年度末に幸せなひと時を過ごしました。
またまた現地集合だったにもかかわらず、和久傳の焼き蟹同様、2人とも桜色でシンクロ。和洋を超えた、季節感が2人を引き付けているのであります。彼女とは、いろいろなところでバッタリ遭遇。東京の霞ヶ関駅のホームでも、大丸京都店の地下食料品売り場でも。ただならぬご縁を感じております。
ステファン氏と記念撮影した後は、南下して六角堂へ。
本堂の前には、外から持ち込んだ桜が置かれていました。それよりも、柳の新芽が眩しく、僭越ながら、桜色の私たちが可憐な花の代わりに。
木の葉文の着物に、帯は花織。草履は、祇園ない藤さん。
2017年3月 椿も遅れているみたい 椿文の襦袢と帯で
2017.03.30
2017年3月 白雲神社に参拝
2017.03.30
2017年3月 伊勢神宮参拝 外宮へ 松竹梅の帯で
2017.03.29
2017年3月 京都御所へ
2017.03.28
2017年3月 萌黄色の道行コート 大徳寺のお茶会へ
2017.03.27



母の道行コート。久しぶりに着ました。冬は寒くて、カシミヤ100のコートに頼ってしまいます。なので、しばらく封印していたのですが、今年から復活。
自分で誂えた鶸色のきものと妙にあうので、うれしくなりました。
この日は「古渓忌」。暖色はふさわしくなかろうと迷いに迷って、鶸色の色無地(一つ文)を選んだのですが、しかしながら、大仙院のお茶会は堅苦しくなく、気楽な洋装の旅人も数人いました。とはいえ、朝いちばんのお席の前に法要が営まれので、色無地は参列にはふさわしい選択だったいえましょう。
鶸色も萌黄色も、満開の桜の中でこそ際立つ色。手入れの行き届いた大徳寺の中では、緑の中にすっかり融け込んでしまいました。
鶸色も萌黄色も、満開の桜の中でこそ際立つ色。手入れの行き届いた大徳寺の中では、緑の中にすっかり融け込んでしまいました。
2017年3月 名残の梅@京都御所
2017.03.26























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