
洋服でもポピー柄を選んでしまう私。母の遺品にも、ポピーはたくさんありました。こういうところで、DNAの強さを痛感します。興味のある方は、右上のcollectionのワードローブをクリックして、覗いてみてくださいね。
この単衣の着物は母の形見ではありません。5年ほど前に「かわの屋」さんで一目ぼれ。6万円くらいだったと思います。
でも、帯が難しいんです。茶か緑で涼しげなものに合わせようと箪笥に入れたまま眠らせていました。でも一昨年、ついに「みとも」さんのセールでこの帯を見たとき、鮮やかなポピーが頭に浮かんだのです。実物は、もっとゴールドやブロンズが光っています。
ずーっと原稿+校正で引きこもっていた反動もあり、メニコンプレゼンツ「本能寺が燃える」@セルリアンタワー能楽堂に、この着物を着てでかけました。本当は、もう少しシックな着物がふさわしく、この色使いはパーティ向きなのですが、単衣が着られる季節はあと1週間。秋に着るわけにもゆかず、これを逃せば、来年の6月まで待たねばなりません。派手と知りつつ着用した次第。帯留は翡翠の龍。今年の干支にあわせました。
カテゴリー: 秋尾沙戸子のきもの適齢期
「きものを着たい」と思った時が適齢期。形見が舞い込んだ時、海外暮らしを終えた時、日本人の心を確かめたくなった時――。ワシントンDCでの中年留学を機に始めて18年。祖母・母・娘と三代続く着道楽の血が騒ぎ、粋に着こなしたいと奮闘中。失敗例も含め、適齢期を迎えた方々のヒントになれば幸いです。
京都での10年を歳時記にまとめた『『京都で、きもの修行:55歳から女ひとり住んでみて』が世界文化社より出版。日々の着こなしの写真は、インスタグラムに掲載。
2012年6月 新刊プロフィール写真
7月18日に出る新刊『スウィング・ジャパン』のプロフィール用の写真撮影。新潮社のカメラマンに撮ってもらいました。母の江戸小紋の絽に、誉田屋さんが老齢の帯職人に織らせた「雨あがり」を締めています。正面はアザミしか見えませんが、青空のような帯締めと帯揚げが効いています。編集者の好みで、本カバーの袖に使われるものは真顔ですが、笑顔分のデータを手に入れたら、ここにアップしますので、お楽しみに。
2012年 迎え梅雨
2012年 五月雨傘
2012年4月 菜種梅雨
2012年4月 白木蓮、ときどき紫木蓮・・・

本当は句会に着るつもりだった縞に木蓮文の着物。次回作の描写のため、丸の内界隈を歩いた折に着用しました。昭和20年代に自分がトランスするためです。白がほとんどですが、中には薄紅も(紫木蓮のつもり?)。
「なんだか舞台衣装みたいね。ま、秋尾さんなら、着こなせるでしょう」と手に入れてから見せた和服好きのお姉さんに指摘され動揺したのですが、購入の決め手は、ターコイスブルーの八掛と、枝ぶりと花の描き方でした。
木蓮文の刺繍帯も合わせて購入(@乙女屋さん)。でも、東京で着るには「木蓮づくし」がクドイのと、表に出ない部分の生地が厚くて結びにくいので、見送りました。裏をタイシルクにして仕立て替えるつもりですので、それから改めてご紹介しますね。
この赤い帯は母の若いころのもの。経年から端が擦り切れ直したいところですが、幅を縮めるのに抵抗があり、帯芯を赤にして目立たないようにする予定。バッグはkatespade。和服には少し大きめですが、たくさん入るので、つい・・・。
着物はかなり古いと思われます。裾に綿が入っていましたから。でも、初めて着たこの日、途中で綿が出てきたことがわかり、ショックでした。アンティーク着物の難しいところですね。
ちなみに、ワシントンDCの議会図書館でも毎年、小ぶりの木蓮が花を咲かせます。あれは、マグノリアなのだろうと思っていますが、それゆえ、アメリカで着ても受けそうな文様です。
2012年3月 菜の花文
2012年3月 たつむら帯@エンジン01オープンカレッジin鳥取

今年のエンジン01オープンカレッジは鳥取でした。写真は出演者が泊まったホテルモナーク鳥取のロビー。ビジネスホテルですが、バリ島を思わせるインテリア&調度品で、いい感じでした。出張先のホテルは新しいことがポイント。
最初は季節柄、木蓮文の着物を着るつもりでしたが、前日に気が変わり、この和トロピカル柄に変更(HPの表紙に掲載)。バリ風のロビーには合っていますね。帯締と帯揚を空色にしたのに、天気はあいにくの雨でした(翌日は雪)。
この帯(たつむら)は何にでも合うので便利。後ろ姿は2009年5月にあります。帯締をグリーン、帯揚を赤にすればクリスマスシーズンに着られます(2010年12月)。サンタの刺繍帯もありますが(2005年12月)、それは名古屋なので、食事会など遊べるときに。
そういえば、インドネシア初女性大統領メガワティの半生を描いた『運命の長女』のカバーは、この着物のようなイメージでした。
2012年2月 勘九郎襲名披露
2012年2月 そろそろ紅椿を

近所の立寒椿のつぼみが、そろそろ開きそうな気配です。二月堂のお水取りには少し早いですが、紅椿の帯を締めたくなりました。
そうなんです。この帯を見た途端、頭に浮かんだのは、東大寺修二会の紅椿。一目ぼれです(@乙女屋さん)。
椿文は刺繍帯ではめずらしくありません。以前に手に入れたものは、ざくろ文とのリバーシブルでした(2006年4月を参照)。これは、萌黄色の地に真紅の椿が魅力。でも、紅が強すぎて、あわせる着物が難しい。
地が淡朽葉色の紬にと思ったら、紅ばかりが際立って困りました。そこで、濃藍色の母の結城にあわせてみました。帯締めは他の色がよいかもしれません。
光沢のある素材はすべるので、紬がよろしいようです。少なくとも自分では締めやすい。句会のときに、どちらも光沢があってすべり、途中で緩んできました。







