2009年8月 ワシントンハイツの前にて

ホームページのBOOKSでご紹介している毎日新聞「本の現場」撮影の後、立ち会った編集者に撮ってもらいました(→BOOKSをクリック)。
この着物を「かわの屋」さんでみつけたとき、シミがあった袖山を、右前と入れ替えて直して着こなしています。棕櫚とおぼしき葉が白と銀で陰のように描かれ、赤トンボが飛んでいる変わり絽。晩夏・初秋にぴったりです。
赤と銀の帯は母の絽つづれ。草履の赤いポイントが効いています。日傘はカメラマンからのリクエスト。日除けには不向きだけど可愛いからと衝動買いしていたもの。紙面では袂に隠れていた帯留は翡翠の龍です。

2009年6月 額紫陽花@祝宴


img_1466坂東三津五郎丈の松尾・紫綬褒章ダブル受賞のお祝いには、額紫陽花の単衣で。帯は市松の箔、帯留はオパールで紫陽花をかたどったもの。日付が変わる30分前に毛細血管が切れて、目が真っ赤。『ワシントンハイツ』を脱稿した夜のことです。結果、後ろ姿しかお見せできない状態でした。
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2009年5月 たつむら帯on和トロピカル@祝宴

65-1松井孝典さんの千葉工大惑星探査研究センター所長就任を祝うパーティへは、トロピカル柄の訪問着で出席。
たつむらの帯と絶妙な組み合わせです。
帯締は、澄み切った空の色を選びました。
帯揚は先月紹介したタイシルクのスカーフ、草履は「ぜん屋」のムガですが、映っていないのが残念。

2009年5月 パステル大島紬

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カメラの操作を間違え、色が飛んでいますが、大島です。梅雨時にはパステルカラーで元気になれそうと、かわの屋さんでみつけたときはレインコートに仕立て直すつもりでした。
しかし、色合いが珍しく保存状態がいいので、京都うらぐの佐々木さんに誘われて出席した裏地さんの出版記念会で着用。
紫の帯は祖母のもの。銀の扇の中に花が描かれています。かなりの年季もの。皺はアイロンで伸ばしました。

2009年4月 帯揚はタイシルクで

634月歌舞伎の千秋楽に洋服で駆け込んだ私。
よって、小物のみご紹介します。
タイシルクのスカーフとして、バンコクで売られているもの。
30枚まとめて買ったので、1枚400円くらいだったはず。
他にゴールド系とか朱系とか色々あるのですが、みな一度は着用して
皺が出来ておりますので、あえて写真に収めませんでした。
生地は薄く、でもシルクなので、便利です。微妙な色あわせに。

2009年3月 御殿の雛飾り

62今月も原稿で忙しく、私の代わりに雛飾りをアップします。
母のを継いだ形ですから、昭和9年のもの。どんなお宝かと調べ歩いて、結果、当時京都あたりでは御殿ものの雛飾りが流行ったらしい。
詳しい話は、ホームページのArchivesをクリック、コラム→週刊ポストをご高覧あれ。

2009年1月 裏千家初釜式

61今年の裏千家初釜式は、お気に入りの訪問着にしました。
紋がないのが玉に瑕。ほかの候補も紋がなく、茶席に
着られそうな訪問着にはすべて紋を入れるのを
とりあえずの目標にいたしましょう。
母の晩年の訪問着などは紋が入ってすばらしいのですが、
私にはなんとも地味すぎます。
若いころ師事したお茶の先生に見てもらい、
これが良かろうということになりました。
西麻布のフルトシで撮ると後姿も同時に収められます。

2008年11月 エンジン01@名古屋

60-160-2.jpg今年のエンジン01オープンカレッジIN名古屋と国立劇場での日舞のリサイタルにて着用。出演したウズベキスタン映画や今年の正月にサントリー美術館を訪れたのと同じ着物ですが、帯は母のタンスに入っていた綿の赤黒の縞にしてみたら、ちょっと粋な感じになり、お姉さまたちもお嬢さまたちも面白がってくれました。川島なおみさんいわく、赤の部分が花火のよう・・・。

2008年8月 御所解文

携帯写真なので、ピンが甘くてすみません。一緒にいた友人がデジカメで撮ってくれたのに、それをメールで送ることができないのだとか。昨年に続いて国連協会のお席に伺いましたが、今回は御所解文の生絹(すずし)にしてしまいました。山梨の水晶屋さんで手に入れたヒスイの龍の帯留をしてみたら、引き締まって、いい感じに。帯は母の絽つづれです。